コモンセージとフェンネルが枯れた…外壁修繕工事でベランダが日陰になった夏

植物を枯らしたとき、たいていの原因は自分にあります。水をやり忘れたとか、日当たりを考えていなかったとか。でも今年ばかりは、ちょっと事情が違いました。

どうも!無趣味社会人ことたっつーです!!

新卒で就職した会社で、よく部下の悪口ばかり言っていた上司から「他責にするな」とよく言われていました。だから私は常に物事を客観視したうえで他責にするようにしています。

夢に描いたベランダガーデニング、ウキウキ気分で植え付けた春。それからすでに2鉢ほど枯らしてしまったものの、他はまだいい感じでした。

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セージとフェンネルとは

コモンセージは、いわゆる「普通のセージ」です。シルバーがかった厚みのある葉に独特の香りがあって、肉料理に使うとぐっと本格的な感じが出る。多年草なのでちゃんと育てば何年も生きてくれる、わりと丈夫な部類のハーブです。去年虫にやられたのも、正直あれは私の管理不足が大きかった。リベンジのつもりで植え直した株でした。

フェンネルは今年の新入りです。糸みたいに細い葉がふわっと茂って、魚料理に合わせると最高にうまい。ただこいつには一つ厄介な性質があって、ゴボウみたいな太い根をまっすぐ下に伸ばす「直根性」の植物なんです。つまり、根をいじられたり鉢を動かされたりするのが大の苦手。しかも育つと1メートル以上になるので、狭いベランダでは存在感がすごい。

春の時点では、この2鉢は好調でした。セージは新芽がどんどん上がってきて、フェンネルはふわふわの葉を広げていく。「今年はいけるな」と、水やりのたびに気分がよかったのを覚えています。GWには摘みたてのフェンネルでベランピングをしたのもいい思い出です。

ある日、マンションが工事に包まれた

そんな初夏のある日、マンションの外壁修繕工事が始まりました。

いわゆる大規模修繕です。建物の周りにぐるっと足場が組まれ、その上から養生シートが全面に張られる。ベランダも例外ではなく、あの日を境に、我が家のベランダは慢性的な曇天になりました。

セージもフェンネルも、日光が大好きな植物です。一日しっかり日に当ててやるのが基本で、日照が足りないと株がひょろひょろ徒長して弱っていく。それがシート一枚で、常時薄暗い状態に切り替わったわけです。

こういう工事のお知らせって「ベランダの私物は片付けてください」とは書いてあるんですが、私のポストに投函された工事に関するお知らせにはそんな注意事項一切書かれてませんでした。

ある日始まったベランダでの作業

工事のお知らせはざっくりとしたスケジュールしか書かれていなかったので、予期せぬことがある日突然始まりました。そう、職人がベランダで作業をしはじめたのです。

当然といえば当然で、外壁を直すのだからベランダ側にも作業は及びます。ちょっと考えればわかるよね。でもさ、ここは職場じゃなくて家。言わなくてもわかることも伝えておくのが施工会社の責任ってもんじゃないの?

そんな私の不満に対抗するかのごとく、職人は来る日も来る日もベランダに出入りしていたようで、プランターの位置が日替わりで変わっていました。仕事から帰ってきて窓を開けると、朝家を出る前に水やりをしたときと配置が変わっている。それはまるでアイドルのフォーメーション移動のように、時にはフェンネルがセンターになり、時にはセージがセンターになっていました。

狭いベランダなので、置き場所なんて数か所しかありません。右へ、左へ、奥へ、手前へ。プランターは工事のあいだじゅう、たらい回しにされていたということになります。

人間からすれば「ちょっと動かしただけ」ですが、植物にとって鉢の移動はけっこうなストレスのはず。日の当たり方も風の通り方も変わるし、持ち上げて下ろすたびに根が土の中で揺さぶられるんです。それが一度きりではなく何度も繰り返されるとなると、ダメージが静かに積み上がっていきます。

先に力尽きたのは、フェンネルだった

異変が先に出たのはフェンネルでした。

もともとふわふわと立ち上がっていた葉が、根元からへたるように倒れはじめたんです。最初は「背が高くなったから自重で傾いたのかな」くらいに思っていたのですが、日に日に葉の色が抜けて、細い葉が茶色くカサカサになっていく。株の中心から新しい葉が出てくる気配も、途中から完全になくなりました。

直根性の植物は、根がやられると本当にあっけないと聞きます。太い根一本で生きているようなものなので、そこが傷むと株全体が一気に来る。日照不足で体力を削られた状態で、何度も鉢を揺さぶられれば、そりゃ根も無事では済まなかったはずです。

一応、水やりの頻度を見直して液体肥料も入れてみました。ただ、根本の原因が日照と移動なので、肥料でどうにかなる話ではなかったというのが正直なところです。魚料理に添える未来を勝手に思い描いていた私のささやかな夢は、ここで静かに潰えました。

コモンセージも、あとを追った

フェンネルが完全に沈黙してしばらくして、今度はセージの番が来ました。

セージの弱り方はもう少しじわじわしていました。あのシルバーグリーンの葉からハリが失われて、灰色っぽくくすんでくる。次第に葉がすかすかになっていても見るも無残な姿になっていきました。

去年は虫にやられ、今年は工事にやられ。私のセージ栽培が二年連続で夏の敗北を記録した瞬間でした。

そして、2鉢とも枯れた

7月。コモンセージとフェンネルは、どちらも完全に枯れました。

セージの葉は縮れて茶色くなり、指で触るとパリパリと崩れます。フェンネルはあの繊細な葉がすっかり干からびて、株元だけが乾いた棒のように残りました。どちらも香りはもう残っていません。ベランダに空の鉢が2つ、並んで置いてあるだけです。

今回に関しては、正直8割くらいは工事の責任だと思っています。一応工事会社の責任を問えるかchatgptに聞いたらNOと言われました。

工事が終われば、ベランダにはまた日が差します。足場が外れて、養生シートがなくなって、あの明るいベランダが戻ってくる。そのときにまた、空いた鉢に何かを植えようと思います。

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