先日はじめてビームライフルを撃ってきたんですが、撃っている最中はずっと「これは何なんだ」と思っていました。音もしないし、弾も出ていない。それでも画面にはスコアが出る。

どうも!無趣味社会人ことたっつーです!!
撃ってきたときの記録はこちらにまとめています。
撃ち終わってから調べたら、思っていたよりずっとちゃんとした競技でした。せっかくなので、仕組みからルールまでまとめておきます。
光線銃だけど、レーザーではない

ビームライフルは光を発射して的に当てる銃です。私はてっきりレーザーポインターの親玉みたいなものだと思っていたんですが、実際に使われているのはキセノンランプの発光でした。
つまりレーザーではなく、カメラのフラッシュと同じ方式。これがちょっと意外でした。
的の側には光検出器が仕込まれていて、光がどこに当たったかを検出してスコアを出します。私が撃っているとき、目の前のパソコン画面に即座に数字が出ていたのはこの仕組みによるものです。
許可がいらないのは「弾を撃たない」から
エアライフルや装薬銃には銃砲所持許可が必要ですが、ビームライフルは光を出しているだけなので銃刀法上の「銃砲」に当たりません。
そのため、こういうことになっています。
| 項目 | ビームライフルの場合 |
|---|---|
| 公安委員会の許可 | 不要 |
| コーチ資格 | 不要 |
| 指定射撃場の認可 | 不要 |
| 必要な場所 | 10mの射程が取れれば一般の体育館でOK |
射撃場が区立体育館に普通にある理由がこれです。弾が飛ばないので、専用の設備も認可もいらない。だから区民センターの一室でも成立してしまう。
私が行った施設が400円だったのも、要は特別な設備投資がいらないからなんですね。
10点圏の大きさは1mm
ここからが競技の話です。ビームライフルはISSF(国際射撃連盟)の競技規則に準拠していて、ルールはかなり本格的です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 距離 | 10m |
| 満点 | 10.9点(0.1点刻み、小数第1位まで判定) |
| 発数・時間 | 60発を45分(ビーム種目の場合) |
| 姿勢 | 立射・肘射、2姿勢の複合種目もあり |
| 10点圏の大きさ | 1mm |
驚いたのが最後の行です。10m先にある直径1mmの的の中心を狙う競技。
私が「ミリ単位で狙うので目がめちゃくちゃ疲れる」と感じたのは比喩ではなく、文字通りミリの話だったわけです。スコアが0.1点刻みで出るのは、それだけの精度で着弾位置を測っているからです。
銃は4.5〜5kgある
体験中に一番びっくりしたのが銃の重さでした。調子に乗って立って構えてみたら、まったく安定せずに0点を連発したんです。
これも調べたら理由がはっきりしました。ビームライフルの重量は一般的に4.5〜5kg。低年齢の入門者向けに3.0kgの仕様もあるそうですが、大人が使うものは5kg近くあります。
5kgというと、2Lのペットボトル2本半くらい。それを腕だけで支えて、10m先の1mmを狙う。腕力で支えるものではないとスタッフさんに言われた意味が、数字を見てようやく腑に落ちました。
本体は光線銃であること以外、エアライフルの仕様に準じて作られています。つまりビームで練習した感覚は、そのままエアライフルに持ち込めるということでもあります。
7級から6段まである
ビームライフルには段級位制度があります。7級から6段まであって、日本ライフル射撃協会の公認競技会で基準点以上を撃つと認定され、賞状とバッジがもらえます。
柔道や剣道と同じ感覚ですね。自分の技量が級や段という形で外から見える。
余談ですが、ビームライフルは1975年から国民体育大会の種目として採用されていました。ただし2011年の第66回大会で成年種目が廃止され、現在は少年種目だけが残っています。大人が国体で撃つ道は、いまはもうありません。
段級位があるということは、要するに極めていくタイプの趣味だということです。
趣味としての魅力は「体力がいらない」こと
調べていて、これは自分向きかもしれないと思ったポイントがいくつかあります。
- 体力がほぼ関係ない。運動音痴でも土俵に立てる
- 屋内競技なので天候に左右されない。雨の休日でもできる
- 年齢が関係ない。私が行った回にもシニアの方が2人いた
- 1回400円前後。始めるのに初期投資がいらない
- 上達が数字で出る。昨日より上手くなったかが毎回わかる
特に最後の点は大きいと思います。趣味が続かない理由って、たいてい上達しているのかどうかがわからなくなるからなんですよね。その点スコアは容赦なく出ます。
小型船舶免許のような資格を取る趣味にも近いものがあって、明確なゴールがあるほうが続けやすい人には向いていそうです。
正直、地味ではある
爽快感はありません。弾が飛ぶわけでも音が鳴るわけでもないので、当たっても画面の数字が変わるだけ。レジャーとして考えると盛り上がりに欠けます。
集中力もかなり使います。私は1時間ちょっとで飽きて帰りました。ビームライフルは「楽しい遊び」というより「静かな競技」で、そこを期待値として持っていくかどうかで印象がだいぶ変わると思います。
まとめ
光で撃つので許可がいらない。だから体育館でできて、400円で撃てる。そのかわり中身はISSF準拠の本格競技で、10m先の1mmを狙う。
入口がやたら広くて、奥がやたら深い。そういう競技でした。
とりあえず私は、2回目に行くかどうかをまだ決めかねています。



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