趣味を始めようと思って店の前まで行き、入らずに帰ったことはありませんか。私はあります。何度もあります。

どうも!無趣味社会人ことたっつーです!!
趣味がないという悩みの正体は、やりたいことがないことではないと思っています。やりたいことはあるのに、最初の一歩の気まずさに負ける。これが本体です。
その気まずさと戦うゲームを作りました。
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趣味が始まらない理由は、お金でも時間でもない
趣味を始められない理由を聞かれると、大抵の人は「お金がない」「時間がない」と答えます。私もそう言っていました。
でも本当にそうかというと、違うんですよね。釣具屋に入るのはタダだし、5分あれば入れる。それでも入れない。
入れない理由は、店員に話しかけられたらどうしようとか、何も買わずに出たら変に思われるかな、といった気まずさです。お金でも時間でもなく、これ。
このゲームは、その気まずさを敵として可視化したらどうなるかという発想で作りました。
敵の名前は「むしゅみの せんじん」
あなたの行く手を阻むのは、むしゅみの せんじんという男です。

出会い頭にこう言ってきます。
やあ。……何かはじめたいの? やめときなよ。
ぼくはずっと何もしてないけど、べつに 死んでないよ。
完全に正論なのが腹立たしい。何もしなくても人は死なない。だから始めない理由はいくらでも作れる。彼はその代弁者です。
倒すべき敵でありながら、言っていることは自分の内心そのものという立て付けにしました。
戦うのは「きまずさ」というパラメータ

システムはコマンド選択式のバトルです。行動を選ぶたびにきまずさが上下します。
きまずさが限界まで溜まると、その場から逃げ出して終わりです。
| 要素 | 内容 |
|---|---|
| 敵 | むしゅみの せんじん |
| 自分側のパラメータ | きまずさ(100%で逃走) |
| 行動 | その場でどう振る舞うかを選ぶ |
| 勝利条件 | 敵のHPを削り切る、または最後までその場に残る |
ちなみにゲージの名前はルートによって変わります。ジムでは「つらさ」、ドライブでは「こわさ」、ガーデニングでは「めんどくささ」。始められない理由は趣味ごとに違うので、そこは分けました。
敵の技に、ことごとく心当たりがある

一番作っていて楽しかったのが敵の技名です。実際に出てくるものを一部挙げます。
| 技名 | どの場面か |
|---|---|
| みんな みてるよ | 店内で会釈を3回したあと |
| さいあくの そうぞう | 47,300円の竿を手に取ろうとした瞬間 |
| いまなら かえれる | 自動ドアの三歩手前 |
| ひとりです が いえない | 居酒屋の入口 |
| よにんがけ | 4人がけの席に通されたとき |
| りょうどなり うまってる | ジムのマシンで挟まれたとき |
| まえの人が うますぎる | 英会話教室で順番待ち |
| しゃしんを たのめない | ひとりテーマパーク |
| ひざが わらう | 下山中 |
| エンジンが かからない | ペーパードライバー |
書いていて自分が一番ダメージを受けました。全部どこかで食らったことがある。
10種類の趣味から選べます
ルートは10本用意しました。どれも「はじめての◯◯」という一日を切り取っています。
| ルート | 舞台 |
|---|---|
| 釣り | はじめての釣具屋 |
| 英会話 | はじめての英会話教室 |
| 1人居酒屋 | はじめてのひとり居酒屋 |
| 1人テーマパーク | はじめてのひとりテーマパーク |
| ガーデニング | はじめてのガーデニング |
| ソロキャンプ | はじめてのソロキャンプ |
| 登山 | はじめての低山登山 |
| ドライブ | はじめてのドライブ |
| ジム | はじめてのジム |
| 1人旅 | はじめてのひとり旅 |
全部このブログでやってきたことです。趣味の見つけ方をまとめた記事で書いた内容を、体験として遊べる形にしたのがこのゲームということになります。
アイテムに酒があります

戦闘中はアイテムが使えます。ラインナップがこちらです。
| アイテム | 効果 |
|---|---|
| ビール(350ml) | きまずさが25下がる。次の行動が大胆になる |
| ワイン(ボトル) | きまずさが50下がる。次のひとことが効かない |
| スマホ | きまずさが6上がる。何も起きない |
| いじんの めいげん | 敵がひるむ |
スマホは使うと悪化します。見ても通知はゼロで、5回スワイプしても同じ画面が出るだけ。気まずいときにスマホを触っても何も解決しないという、実体験に基づいた仕様です。
偉人の名言は本当に効くんですが、使うと敵が「……それ、本人が言ったかどうか あやしいらしいよ」と言ってきます。名言のうさんくささにも一応触れておきました。
酒に頼りすぎると専用の結末に入ります。きまずさは確かに消えますが、その日の記憶も半分消えます。
ちなみに、ゲームを終えると、そのルートに対応したブログ記事へのリンクが出るようにしました。
釣りをクリアしたら釣りの始め方ガイドへ。逃げた場合は、もう少しハードルの低い記事へ。結末によって飛び先を変えてあります。
ゲームで気まずさを疑似体験してから実際の情報を読むと、心の準備ができた状態で読めるんじゃないかと思っています。そこまで含めて設計しました。
Claudeで作りました
プログラミングはほぼ書けません。プログラミング学習を始めてみたことはありますが、続いていません。
それでも作れたのはClaudeに手伝ってもらったからです。ドット絵もBGMもシナリオ分岐も、ひとつずつ相談しながら組み上げました。
無趣味の人間が、無趣味をテーマにしたゲームを作るという趣味を見つけてしまった。これが今のところ一番の成果かもしれません。
遊んでみてください
ブラウザで動きます。インストールもログインも不要、完全無料です。スマホでもPCでも遊べます。
1ルート5分程度なので、通勤中でも終わります。
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