
どうも!無趣味社会人ことたっつーです!!
無趣味を名乗っておきながら、小さなころから全国の絶叫マシンに乗りまくり、友達のいない今となっては1人でもジェットコースターに並んで乗るほどの絶叫マシンマニアです。
そして複数のテーマパーク・遊園地での勤務経験を持つという異色の独身おじさんが、日本の「ジェットコースター最強ランキングTOP10」を作りました!
そもそも日本のコースターは世界的にどのレベルなのか
日本のコースターは世界的に見てどうなのか。結論から言うと、「絶対値では負けてるけど、変わり種の密度では世界トップクラス」というのが個人的な評価です。
まず数。コースターの基数だけで言えば、アメリカと中国が圧倒的なんです。特に中国はここ十数年で凄まじい勢いで増えていて、もはや「新しい大型コースターといえば中国か中東」という状態。日本は新規建設のペースでは完全に置いていかれています。
次にスペック。ここも残念ながら世界の最前線には届きません。
| 項目 | 世界のトップクラス | 日本の最高値 |
|---|---|---|
| 最高速度 | 240km/h(フォーミュラ・ロッサ/アブダビ) | 153km/h(スチールドラゴン2000) |
| 高さ | 130m超えが海外に複数 | 97m(スチールドラゴン2000) |
| 全長 | 2479m(スチールドラゴン2000/日本) | 同左 |
見ての通り、速度と高さでは海外の化け物勢に完敗。でも「全長」だけは日本が世界一を持っています。 三重県のナガシマスパーランドにあるスチールドラゴン2000、これが2000年の開業から今に至るまで世界最長のコースターです。20年以上抜かれていない記録というのは、それだけで割とすごい。
ちなみに、日本の絶叫界にとって痛かったのが富士急ハイランドの「ド・ドドンパ」の運行終了です。1.56秒で180km/hまで加速するというマシンで、日本最速の座を長らく守っていました。あれが無くなったことで、日本と世界の「速度」の差はけっこう開きました。
で、スペック面では世界に引けを取るものの、日本の絶叫マシンのいいところもたくさんありまして、
- 一発ネタみたいな変態機種の密度が異常に高い(後述する4次元コースターや121度落下など)
- 整備と運行の丁寧さが世界的に見てかなり高水準
- 敷地が狭いぶん、地形やビルを絡めた立地の工夫が上手い
要するに、日本のコースターは「スペック勝負」ではなく「企画勝負」で戦っているんですね。私はこの方向性、けっこう好きです。狭い土地で工夫するのは日本の得意技ですし。
今回の評価軸は3つ
ランキングの基準をはっきりさせておきます。以下の3軸で見ていきます。
| 評価軸 | 何を見てるか |
|---|---|
| 怖さ | 落下・速度・拘束感など、シンプルな恐怖度 |
| 乗り心地 | 揺れの少なさ、痛くないか、降りたあと元気か |
| 特異性 | 他の機種にない構造・体験。要するに「これでしか味わえない度」 |
特に「乗り心地」を入れているのがミソ。
なお各スペックは公表値をもとにしたおおよその数値です。細かい数字は公式サイトで確認してください。では10位からいきましょう!
第10位 バンデット(よみうりランド)

1988年開業、当時の世界最速110km/hを叩き出した和製コースターの名作です。
丘陵地の地形をそのまま使っていて、最高部の高さより最大落差のほうが大きいという変な構造。谷に向かって落ちていくので、数字以上に「飛んでる」感覚があります。恐怖よりも爽快感が勝つタイプで、絶叫デビューにもわりと勧めやすい一台です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 東京都稲城市(よみうりランド) |
| 開業 | 1988年 |
| 主なスペック | 最高速度110km/h/最大落差78m/全長約1560m |
| 売り | 地形を使った長い滑空。爽快感重視 |
| 評価 | 怖さ★★★/乗り心地★★★★/特異性★★★ |
第9位 高飛車(富士急ハイランド)

最大落下角度121度。垂直を通り越して、内側にえぐれているという驚異的な角度で有名な一台です。
開業時は世界一の落下角度としてギネスに認定されていました(現在はアメリカに記録を更新されています)。落下前に一度停止して、真下を覗かせてから落とすという性格の悪い演出が最高。ただ全長は1000m程度と短めで、ギミック満載なぶん「一本の流れの美しさ」はやや薄い。そこで9位です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 山梨県富士吉田市(富士急ハイランド) |
| 開業 | 2011年 |
| 主なスペック | 最大落下角度121度/最高速度100km/h/全長約1000m |
| 売り | 世界記録級の落下角度。停止からの落下演出 |
| 評価 | 怖さ★★★★★/乗り心地★★★/特異性★★★★ |
第8位 アクロバット(ナガシマスパーランド)

うつ伏せの姿勢で走る「フライングコースター」です。座席に固定されたあと、レール下に体ごとぶら下がる形になります。
飛行感がとにかく気持ちよく、恐怖より「浮遊感の快楽」が前に出るタイプ。メーカーはB&Mというスイスの名門で、ここのマシンは総じて揺れが少なく上品です。降りたあとに首が痛くならないコースターって、実は貴重なんですよ。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 三重県桑名市(ナガシマスパーランド) |
| 開業 | 2013年 |
| 主なスペック | フライング型/全長約1100m |
| 売り | うつ伏せ飛行。滑らかで上品な走り |
| 評価 | 怖さ★★★/乗り心地★★★★★/特異性★★★★ |
第7位 ピレネー(志摩スペイン村)

天井からぶら下がって走る「インバーテッド(吊り下げ式)」の代表格。1997年の開業当時は世界最大級の吊り下げコースターでした。
知名度のわりに完成度が異常に高い、隠れた最高傑作だと思っています。足元に何もない状態で山の斜面を舐めるように走り、宙返りもねじれも全部滑らか。「痛くない絶叫」の見本みたいな一台です。志摩まで行くのが大変という一点だけがネック。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 三重県志摩市(志摩スペイン村 パルケエスパーニャ) |
| 開業 | 1997年 |
| 主なスペック | インバーテッド型/最高速度約100km/h/全長約1234m |
| 売り | 吊り下げ式の完成形。滑らかさが別格 |
| 評価 | 怖さ★★★★/乗り心地★★★★★/特異性★★★★ |
第6位 FUJIYAMA(富士急ハイランド)

キング・オブ・コースター。1996年の開業時、高さ・落差・最高速度・最長でギネス記録を総取りした日本絶叫界のレジェンドです。
もう30年近く走っているマシンですが、いま乗っても普通に怖い。というか、今の基準で見ても高さ79mは十分ヤバい。派手なギミックは無く、ひたすら高く上げて、落として、走る。恐怖の質が「高さ」に全振りされているので、高所が苦手な人には今なお国内最強クラスの敵です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 山梨県富士吉田市(富士急ハイランド) |
| 開業 | 1996年 |
| 主なスペック | 最高部79m/最高速度130km/h/全長約2045m |
| 売り | 高さで殴る王道。開業時ギネス4冠 |
| 評価 | 怖さ★★★★★/乗り心地★★★/特異性★★★ |
第5位 サンダードルフィン(東京ドームシティ アトラクションズ)

東京のど真ん中、水道橋のビル街を突っ切って走る都市型コースターです。
ビルの穴を通り抜け、さらに中心に軸がない大観覧車「ビッグ・オー」の真ん中をくぐるという、立地が完全に反則の一台。構造物ギリギリを高速で抜けるので、体感速度が実際の数字よりだいぶ盛られます。「絶叫マシンの怖さは高さと速度で決まる」という常識を、立地だけでひっくり返してくるのが素晴らしい。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 東京都文京区(東京ドームシティ アトラクションズ) |
| 開業 | 2003年 |
| 主なスペック | 最高部約80m/最高速度130km/h/全長約1124m |
| 売り | ビルと観覧車を貫く都市型立地 |
| 評価 | 怖さ★★★★/乗り心地★★★★/特異性★★★★★ |
第4位 ええじゃないか(富士急ハイランド)

いわゆる「4次元コースター」。座席そのものがレールとは無関係に前後回転するというはちゃめちゃを味わえるマシンです。
コース上の回転と座席の回転が合わさって、乗客は自分がいま何をされているのか一切把握できません。世界一の回転数としてギネスに認定された経歴を持つ、日本が誇る変態機種です。
世界的にも数えるほどしかない機種なので、日本にあること自体が資産と言えるでしょう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 山梨県富士吉田市(富士急ハイランド) |
| 開業 | 2006年 |
| 主なスペック | 4次元コースター/座席が独立して前後回転 |
| 売り | 世界に数台の希少機種。回転数でギネス認定歴あり |
| 評価 | 怖さ★★★★★/乗り心地★★/特異性★★★★★ |
第3位 スチールドラゴン2000(ナガシマスパーランド)

全長2479m、世界最長。開業から20年以上、いまだにこの記録は破られていません。
高さ97m・最高速度153km/hはどちらも日本最高値。とにかく「終わらない」のがこのマシンの怖さで、普通のコースターなら降車しているタイミングでまだ後半戦が残っています。前半の巨大な落下で体力を持っていかれた状態で、まだ1km以上走らされる。物量による暴力です。
乗り心地は現代の最新機種と比べると硬派ですが、スケールの説得力が全部持っていきます。日本のコースターで唯一、世界記録を今も掲げ続けている一台という点も含めての3位。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 三重県桑名市(ナガシマスパーランド) |
| 開業 | 2000年 |
| 主なスペック | 全長2479m(世界最長)/最高部97m/最高速度153km/h |
| 売り | 日本の最高・最速・最長を独占。純粋なスケール |
| 評価 | 怖さ★★★★★/乗り心地★★★/特異性★★★★ |
第2位 ザ・フライング・ダイナソー(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)
うつ伏せで飛ぶフライングコースターの、現時点での完成形。開業時は世界最長・最大落差のフライングコースターとして登場しました。
プテラノドンに掴まれて飛ばされるという設定通り、背中を掴まれた状態でひたすら振り回されます。 8位のアクロバットと同じ形式ですが、こちらはコース設計の意地が悪く、うつ伏せのまま真下を向かされる時間が長い。落下中ずっと地面を見せられ続けるのは、控えめに言って正気の沙汰ではないです。
それでいて機体は滑らかで、降りたあとちゃんと歩けるのが偉い。「体験の異常さ」と「体へのやさしさ」が両立しているという意味で、私の中では文句なしの2位です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 大阪府大阪市(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン) |
| 開業 | 2016年 |
| 主なスペック | フライング型/全長約1124m/開業時は世界最長のフライングコースター |
| 売り | うつ伏せで真下を向く時間の長さ。演出込みの完成度 |
| 評価 | 怖さ★★★★★/乗り心地★★★★★/特異性★★★★★ |
第1位 白鯨(ナガシマスパーランド)

1位はナガシマの白鯨です。
もともとここには「ホワイトサイクロン」という巨大な木製コースターがありました。それを2019年、アメリカのRMCというメーカーが木の構造体を残したまま、走行部分を鉄のレールに載せ替えるという改造を施して生まれ変わったのが白鯨です。
何がすごいかというと、木製コースターの見た目と迫力のまま、乗り心地だけが最新の鉄骨マシンになっていること。木製特有のガタガタした痛みが無いのに、目の前を通り過ぎる木組みの圧はそのまま。しかもRMCは「木製ではまず不可能だった動き」をやらせてくるので、80度の急降下やねじれ落下が普通に組み込まれています。
怖さ・乗り心地・特異性の3軸すべてが高水準で、しかも日本ではここでしか味わえない。総合評価という趣旨なら、1位はここしかないというのが私の結論です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 三重県桑名市(ナガシマスパーランド) |
| 開業 | 2019年(ホワイトサイクロンを改造) |
| 主なスペック | 最大落下角度80度/最高速度約107km/h/全長約1530m |
| 売り | 日本唯一のRMC製ハイブリッド。木の見た目に鉄の乗り心地 |
| 評価 | 怖さ★★★★★/乗り心地★★★★★/特異性★★★★★ |
惜しくも選外だった名機たち
10本に絞ると、どうしても好きなやつが漏れます。惜しくも選外になった名機を紹介します。
| 名称 | 場所 | 選外の理由 |
|---|---|---|
| ハリウッド・ドリーム・ザ・ライド〜バックドロップ〜 | USJ | 後ろ向き走行という発想は最高。ただし恐怖の中身は通常版と同じ |
| 嵐(ARASHI) | ナガシマスパーランド | 座席が無限回転する変態機。コースが短く総合点で一歩届かず |
| ウルトラツイスター | ナガシマスパーランド | 縦方向に回転する超希少機種。特異性だけなら上位陣を食う |
| レイジングスピリッツ | 東京ディズニーシー | 日本のディズニー唯一の360度回転。世界観の作り込みは国内随一 |
| サーフコースター リヴァイアサン | 横浜・八景島シーパラダイス | 海の上を走る立地が唯一無二。スペックで惜しくも及ばず |
特にウルトラツイスターは、世界的にもう数えるほどしか残っていない絶滅危惧種です。乗れるうちに乗っておくことを強くおすすめします。こういう古い機種は、無くなるときは本当にあっさり無くなるので。
日本のジェットコースターも捨てたもんじゃない
改めて整理するとこうなります。
- 総合で一本選ぶなら → 白鯨(ナガシマスパーランド)
- 他では絶対に味わえない体験なら → ザ・フライング・ダイナソー、ええじゃないか
- スケールで殴られたいなら → スチールドラゴン2000、FUJIYAMA
- 絶叫が苦手だけど乗ってみたいなら → バンデット、アクロバット
冒頭の「世界と比べてどうか」という話に戻ると、日本のコースターは記録勝負ではもう勝てません。でも、乗って面白いかどうかは記録とは別の話です。世界最長も日本にあるし、他所には無い変な機種もやたら揃っている。この密度は普通に誇っていいと思います。
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