9月は日本映画の大型ミステリーが揃い踏みします。

どうも!無趣味社会人ことたっつーです!!
東野圭吾原作を松村北斗×今田美桜で映画化した『白鳥とコウモリ』、約14年ぶりに青島俊作が帰ってくる『踊る大捜査線 N.E.W. メトロポリスを駆け抜けろ!』、そして清水崇監督が金田一耕助シリーズに挑む完全新作『八つ墓村』と、話題性は今年屈指です。
洋画も負けておらず、クリストファー・ノーラン監督が長編映画史上初の全編IMAX撮影で挑んだ超大作『オデュッセイア』、YouTube発の都市伝説を史上最年少監督が映画化した『バックルームズ』、ブラッド・ピット主演の感動作『ハート・オブ・ビースト』と、劇場でこそ観たい作品が並びます。さらに是枝裕和監督が『ルックバック』を実写化するという驚きの一本も。秋の映画シーズンの幕開けにふさわしいラインナップです。
9月の公開スケジュール
| 公開日 | 作品名 | ジャンル |
|---|---|---|
| 9月4日(金) | 白鳥とコウモリ | サスペンス・ミステリー |
| 9月4日(金) | バックルームズ | ホラー |
| 9月11日(金) | 私たちは、ちょうどいい。 | ヒューマンドラマ |
| 9月11日(金) | オデュッセイア | アクション/アドベンチャー |
| 9月11日(金) | ルックバック | ヒューマンドラマ |
| 9月11日(金) | 5秒で完全犯罪を生成する方法 | クライムサスペンス |
| 9月18日(金) | 踊る大捜査線 N.E.W. メトロポリスを駆け抜けろ! | サスペンス・ミステリー |
| 9月18日(金) | ワンオペレーション | スリラー/ダークコメディ |
| 9月18日(金) | 八つ墓村 | ミステリー/ホラー |
| 9月18日(金) | さとこはいつも | ヒューマンドラマ |
| 9月25日(金) | ハート・オブ・ビースト | ヒューマンドラマ/サバイバル |
作品紹介
白鳥とコウモリ


公開日:2026年9月4日(金) 製作国:日本 監督:岸善幸 主演:松村北斗、今田美桜 上映時間:145分
善良な弁護士・白石健介が刺殺された事件は、容疑者として浮上した倉木達郎が犯行を自供したことにより、解決したかに見えました。しかし、容疑者の息子である倉木和真と、被害者の娘である白石美令は、それぞれ互いの父親の言動に強い違和感を抱きます。出会ってはならないはずの2人はやがて手を取り合い、封じられた事件の真相を静かに追いはじめます。
東野圭吾が「罪と罰」というテーマを重厚に描いた同名ミステリー小説の実写映画化です。実写版『秒速5センチメートル』の松村北斗と、NHK連続テレビ小説「あんぱん」の今田美桜がW主演を務め、「加害者の息子」と「被害者の娘」という禁断のバディを演じます。145分というたっぷりとした尺で、二転三転する謎が丁寧に紡がれます。監督は『あゝ、荒野』などで知られる岸善幸。今月の邦画ミステリーの筆頭株です。
バックルームズ


公開日:2026年9月4日(金) 製作国:アメリカ 監督:ケイン・パーソンズ 主演:キウェテル・イジョフォー、レナーテ・レインスヴェ 上映時間:126分
家具店の店主クラークは、店内に”あるはずのない隙間”を発見します。その先には壁の裏側へと抜け落ちるように続く、全面が黄色い壁紙の異様な空間が広がっていました。ルールすら存在しない不条理な世界で、彼は次々と怪異に直面します。セラピストのメアリーもまた、彼の行方を追ってバックルームズへと足を踏み入れます。この空間はなぜ存在するのか。そしてここで一体何が起きているのか——。
インターネット発の都市伝説「バックルームズ」を、16歳で発表したYouTube短編動画をもとに19歳で撮影したケイン・パーソンズが映画化。全米・世界興収ランキングでともに公開初週1位を記録し、史上最年少の監督となりました。A24とのタッグで生まれた本作は、どこまでも続く黄色い壁紙の部屋と終わりのない廊下という”リミナルスペース”の不安を体感させます。日本公開版では劇場限定16分の特別映像も上映されるとのこと。今月最も「劇場で観る意味がある」ホラーです。
私たちは、ちょうどいい。


公開日:2026年9月11日(金) 製作国:アメリカ 監督:トレイシー・レイモン 主演:バービー・フェレイラ、ジョン・レグイザモ 上映時間:102分
住み込みで友人の介助をしながら暮らすリリー・トレヴィノ。幼い頃に母に捨てられ、父とも疎遠になっていた彼女は、孤独を抱えながら生きていました。そんなある日、電話にも出ない父と連絡を取ろうとSNSで彼を探しはじめたリリーは、父と同姓同名の見知らぬ男性ボブ・トレヴィノに友達申請を送ってしまいます。建設会社で働きながら妻ジーニーと支え合って生きてきたボブとの間に、やがてかけがえのない友情が芽生えていきます。
トレイシー・レイモン監督が自身の実体験に着想を得て撮りあげた長編デビュー作です。原題は「Bob Trevino Likes It」——SNSの「いいね」から始まる、血のつながらない2人の心の交流を静かに描きます。派手さはないものの、孤独や家族の欠落といった普遍的なテーマを丁寧に扱った作品として高い評価を得ています。大作の合間に、じんわり心が温まる一本を挟みたい方にぴったりです。
オデュッセイア


公開日:2026年9月11日(金) 製作国:アメリカ 監督:クリストファー・ノーラン 主演:マット・デイモン、トム・ホランド、アン・ハサウェイ 上映時間:172分
トロイア戦争を終えたイタケの王オデュッセウスは、妻と息子が待つ故郷への帰還を目指します。しかし神々の怒りを買った彼の前には、一つ目の巨人や魔女、荒れ狂う海の怪物といった幾多の試練が立ちはだかります。一方、王の不在が続く故郷では、王妃ペネロペに求婚者たちが押し寄せていました。暴れ狂う海、次々と姿を現す怪物たち、そして神々の妨害——10年におよぶ帰還の旅が描かれます。
『オッペンハイマー』のクリストファー・ノーラン監督が、20年越しの念願として西洋文学の原点であるホメロスの叙事詩を映画化した超大作です。長編映画として史上初となる全編IMAXフィルムカメラでの撮影を敢行し、モロッコ、ギリシャ、イタリア、アイスランド、スコットランドなど世界各地でロケを実施。マット・デイモン、トム・ホランド、アン・ハサウェイ、ロバート・パティンソン、ゼンデイヤ、シャーリーズ・セロンとキャストも圧巻です。Rotten Tomatoesで批評家96%・観客97%、シネマスコアでも『ダークナイト』と並ぶA評価を獲得。9月4日からのIMAX先行上映も決定しています。
ルックバック


公開日:2026年9月11日(金) 製作国:日本 監督:是枝裕和 主演:菅田将暉、宮藤官九郎、野呂佳代 上映時間:99分
自信家である小学4年生の藤野は、学年新聞に4コマ漫画を連載し、クラスメイトたちから絶賛されていました。しかしある日、学年新聞に掲載された不登校の同級生・京本の漫画を見て、その圧倒的な画力に打ちのめされます。それ以来、藤野は絵がうまくなりたい一心で漫画を描き続けますが——。漫画へのひたむきな思いによって結ばれた2人の少女の、13年間にわたる軌跡を描きます。
「チェンソーマン」の藤本タツキが2021年に発表し、劇場アニメ版も大きな話題を集めた同名漫画を、『万引き家族』『怪物』の是枝裕和監督が監督・脚本・編集を手がけて実写映画化した意欲作です。秋田県にかほ市を中心に撮影され、美しい四季とともに2人の関係が丁寧に紡がれます。アニメ版とも原作とも異なる是枝流の解釈がどう結実するのか、公開前から議論を呼んでいる注目作。99分というタイトな尺も見どころのひとつです。
5秒で完全犯罪を生成する方法


公開日:2026年9月11日(金) 製作国:日本 監督:近藤亮太 主演:重岡大毅、原菜乃華、田中みな実 上映時間:108分
航の携帯に、高校生の妹・幸来からの電話がかかってきます。航が幸来のもとへ駆けつけると、そこには妹の部活顧問である教師の遺体がありました。意図せずに教師を殺してしまったという妹を守るため、航がとった行動は、生成AIに「完全犯罪を成立させる方法を教えてください」と打ち込むというものでした。しかし、予期せぬ事態が次々と発生し、2人は思わぬ事件へと巻き込まれていきます。
「ライアーゲーム」「マスカレード・ホテル」など数々のミステリーを手がけてきた岡田道尚によるオリジナル脚本で、WEST.の重岡大毅が主演を務めるクライムサスペンスです。監督は『ミッシング・チャイルド・ビデオテープ』で商業デビューした新鋭・近藤亮太。生成AIという現代的なテーマに真正面から向き合った設定が斬新で、重岡も「AIとの向き合い方はいまの人類のテーマ」と語っています。石丸幹二、伊藤歩ら実力派も脇を固めます。
踊る大捜査線 N.E.W. メトロポリスを駆け抜けろ!


公開日:2026年9月18日(金) 製作国:日本 監督:本広克行 主演:織田裕二、ユースケ・サンタマリア、真矢ミキ 上映時間:142分
世界屈指の巨大都市(メトロポリス)・東京。ある日、通称「225事案」と呼ばれる誘拐事件が発生します。犯人は身代金の運び屋として、警視庁刑事部捜査第一課に着任した青島俊作を指名し、要求に間に合わなければ街を爆破すると告げます。さらに3Dプリンター拳銃による連続殺人や、盗まれた毒性ウイルスをばらまくという脅迫も発生。一方で、捜査の優先順位をAIが判断し、逮捕状の請求すらAIにゆだねるという警察組織の変貌も明らかになりますが、青島は変わらぬ信念を胸に東京を駆け抜けます。
青島俊作を主人公とする物語としては約14年ぶりとなるシリーズ最新作です。主演の織田裕二、監督の本広克行、脚本の君塚良一、プロデューサーの亀山千広とオリジナルのキャスト&スタッフが再結集。タイトルの「N.E.W.」は「NEXT. EVOLUTION. WORLD.」の略で、ここから青島の新たな物語が始動します。ユースケ・サンタマリア、真矢ミキ、伊藤淳史らおなじみの面々に加え、趣里、白洲迅、増田貴久ら新メンバーも参戦。AI時代の警察組織を描くという現代的なアップデートにも注目です。
ワンオペレーション


公開日:2026年9月18日(金) 製作国:アメリカ 監督:メアリー・ブロンスタイン 主演:ローズ・バーン、コナン・オブライエン、エイサップ・ロッキー 上映時間:113分
本来は複数人で担うべき育児や家事、仕事を一人で背負う”ワンオペレーション”。主人公リンダは、限界寸前の日常のなかで少しずつ追い詰められていきます。日常とアイデンティティが崩壊していく悪夢のような体験が、スリラー、心理ドラマ、ダークコメディが融合した予測不能な物語として描かれます。
第75回ベルリン国際映画祭でローズ・バーンが銀熊賞(最優秀主演俳優賞)を受賞し、第83回ゴールデングローブ賞主演女優賞(ミュージカル/コメディ部門)も獲得、さらに第98回アカデミー賞主演女優賞にもノミネートされた話題作です。『ミッドサマー』『エブエブ』のA24が製作し、監督の実体験から生まれた企画とのこと。恐怖と笑いが表裏一体となったブラックユーモアと圧倒的な没入感で、”ワンオペ地獄”を追体験させる衝撃作。育児中の方はもちろん、誰もが無関係ではいられないテーマです。
八つ墓村


公開日:2026年9月18日(金) 製作国:日本 監督:清水崇 主演:尾上松也、奥智哉、堀田真由
就職の内定も得られず、彼女もいない大学生の井川辰弥のもとに、母の訃報が舞い込みます。辰弥は奇妙な探偵・金田一耕助に誘われ、岡山県の山奥に潜む、亡き母のルーツである「八つ墓村」を訪れることに。名家・田治見家の莫大な遺産の相続人である辰弥の来訪に合わせたかのように、村では不可解な連続殺人事件が発生します。美しき未亡人・森美也子、双子の大叔母、不気味な村人たち——誰も知らない”八つ墓”の秘密が明かされていきます。
横溝正史のミステリーの金字塔を、金田一耕助初登場から80周年という節目に完全新作として映画化した一作です。監督は『呪怨』シリーズ『犬鳴村』のJホラーの旗手・清水崇。ホラー演出を最大限に活かし、本来の「怪奇幻想ロマン冒険談」としての魅力を再構築したと語られています。新たな金田一耕助を演じるのは歌舞伎役者の尾上松也。1977年版と同じ岡山県でロケが行われ、主題歌は松本孝弘(B’z)率いるTMGの書き下ろし楽曲です。
さとこはいつも


公開日:2026年9月18日(金) 製作国:日本 監督:沖田修一 主演:有村架純、石田ひかり、姫野花春
同級生に恋する鼻炎持ちの中学3年生・ソフト部所属の中井聡子(15歳)。姪っ子と韓国カルチャーが大好きで、映画配給会社の宣伝部でバリバリ働きつつ、6年目になる不倫が倦怠期を迎えている西田沙都子(35歳)。子育てがひと段落し、ようやく自分の時間ができた飯島里子(55歳)。三者三様、まったく違う人生を歩む3人の「さとこ」たち。それぞれに降りかかる出来事をきっかけに自分の人生を小説として書き始めたとき、他人だったはずの3人の物語が少しずつ交差していきます。
『南極料理人』『さかなのこ』の沖田修一監督が、長編デビュー20周年の節目に贈る完全オリジナル新作です。有村架純、石田ひかり、そして約300人のオーディションで選ばれた姫野花春の3人が主演。沖田監督ならではの温かくユーモラスな筆致に「毒を一滴垂らしたニンマリ感」が練り込まれた作品とのこと。オダギリジョー、筒井道隆、吉田羊、青木柚らも出演します。働く女性必見のプレゼンシーンなど、笑って泣ける人生賛歌です。
ハート・オブ・ビースト


公開日:2026年9月25日(金)全世界同時公開 製作国:アメリカ 監督:デヴィッド・エアー 主演:ブラッド・ピット、J・K・シモンズ
アラスカ上空を飛行中、不意のアクシデントにより”魔の領域(ハート・オブ・ビースト)”と呼ばれる奥地へ不時着した退役兵ジェームズと、元偵察犬で義足のオーディン。ジェームズはオーディンによって一命を取りとめます。任務によるPTSDと義足というハンデを抱えながらも懸命に生きようとするオーディンとともに、100キロにおよぶ荒野の道のりを歩み続け、生きて家へ還ることを目指します。
『フューリー』以来のタッグとなるデヴィッド・エアー監督とブラッド・ピットが再び組んだサバイバルドラマです。製作には『ラ・ラ・ランド』のデイミアン・チャゼルとブラッド・ピット自身も名を連ねています。人間を寄せ付けない大自然を舞台に、傷を抱えた退役軍人と義足の軍用犬が支え合う姿を壮大なスケールで描く感動作。『F1/エフワン』の大ヒットも記憶に新しいブラッド・ピットの最新作として、9月の締めくくりにふさわしい一本です。
まとめ
9月は邦画ミステリーの当たり月です。『白鳥とコウモリ』『踊る大捜査線 N.E.W.』『八つ墓村』『5秒で完全犯罪を生成する方法』と、どれも観たくなる作品ばかり。
洋画では劇場体験そのものが目的になる『オデュッセイア』と『バックルームズ』、賞レースを席巻した『ワンオペレーション』が控えます。さらに是枝裕和監督の『ルックバック』、沖田修一監督の『さとこはいつも』、ブラッド・ピット主演の『ハート・オブ・ビースト』と、じっくり浸れるドラマも充実。秋の夜長にぴったりの映画月間になりそうです!
情報は2026年8月時点のものです。公開日・上映時間等は変更になる場合があります。最新情報は各作品の公式サイトおよびMovie Walkerでご確認ください。


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