M・ナイト・シャラマンって何者?あの長い名前の監督がなぜ映画史に刻まれたのかを解説

映画・ドラマ

映画のエンドロールを見ていると、たまに「この人、誰?」と思う名前がある。M・ナイト・シャラマン。一度聞いたら忘れられない、でもどんな人なのかよくわからない、あの名前。

どうも!無趣味社会人ことたっつーです!!

U-NEXTで映画を見あさっているんですが、やたらよく登場してくるんですよ、M・ナイト・シャラマン。この人だれ?Mってなんなの?って調べてみたんですがなかなか面白い人でした。栄光があって、転落があって、復活がある。映画監督の人生としてドラマチックすぎる。

ということで今回はM・ナイト・シャラマンについてまとめていきます!

そもそもM・ナイト・シャラマンの「M」って何?

ここ、気になりますよね。「M」って何の略なの?と。

答えは「Manoj(マノージ)」です。フルネームは「Manoj Nelliyattu Shyamalan(マノージ・ネリヤトゥ・シャラマン)」。インド系の名前で、1970年にインドのポンディシェリで生まれています。

ちなみに「Night(ナイト)」の部分、こちらも本名ではありません。子どものころ自分でつけたニックネームです。「夜っぽい響きがかっこいい」というノリで定着したと言われています。

つまり「M・ナイト・シャラマン」は、ファーストネームの頭文字+自称ニックネーム+苗字、という構成。なんか自由すぎませんか。でもその自由さが後の映画作りにも出ているような気がします。

彼の両親はともに医師で、幼少期にアメリカのペンシルベニアに移住しています。「インド生まれのアメリカ人監督」というのが正確な表現です。

「シックス・センス」で一気に時代の寵児に

シャラマンが世界的に有名になったのは1999年公開の「シックス・センス」がきっかけです。

「I see dead people(ぼく、死んだ人が見える)」というセリフと、衝撃のどんでん返しエンディングで一世を風靡しました。興行収入は全世界で約672億円。当時29歳だったシャラマンが一躍ハリウッドの寵児になった瞬間です。

作品名公開年世界興行収入(概算)
シックス・センス1999年約672億円
アンブレイカブル2000年約248億円
サイン2002年約408億円
ヴィレッジ2004年約256億円

「シックス・センス」以降もどんでん返しを軸にした作品を連発し、「どんでん返しといえばシャラマン」という認識が広まっていきます。この時期の彼は、映画のポスターに「M・ナイト・シャラマン監督最新作」と書くだけで客が入ったという、ある種のブランドを確立していました。

転落:「ハプニング」から「エアベンダー」まで

栄光の後には転落が待っていました。

2006年の「レディ・イン・ザ・ウォーター」あたりから批評家の評価が下がり始め、2008年の「ハプニング」でほぼ壊滅します。「植物が人間に自殺させる毒素を出す」という設定で、マーク・ウォールバーグが風に話しかけるシーンが語り草になっています。

そして2010年の「エアベンダー」。人気アニメを実写化したこの作品は、ラジー賞(最低映画賞)を総なめにするという快挙を達成。もはやシャラマンの名前がブランドではなく「あの人また変な映画作ってる」という扱いになっていたのがこの時期です。

作品名公開年状況
レディ・イン・ザ・ウォーター2006年批評家からの酷評スタート
ハプニング2008年興行・批評ともに惨敗
エアベンダー2010年ラジー賞を複数受賞
アフター・アース2013年ウィル・スミス主演も振るわず

話はそれますけど、この転落期のシャラマン作品、ある意味で「見ておくべき反面教師」として映画ファンの間では語り継がれています。ハプニングは特に、真剣に観ると笑ってしまうという不思議な体験ができます。

復活:低予算でカムバックした戦略

普通ここで終わりそうなところが、シャラマンの面白いところです。

2015年の「ヴィジット」で復活します。予算を約300万ドル(約4億円)に絞り、全世界で約98億円を稼ぎました。「大作で勝負」ではなく「小さく確実に」という路線変更が功を奏したわけです。

そして2016年の「スプリット」でほぼ完全復活。ジェームズ・マカヴォイが24の人格を演じるサイコスリラーで批評・興行ともに好評を得ます。

作品名公開年予算(概算)世界興行収入(概算)
ヴィジット2015年約4億円約98億円
スプリット2016年約10億円約276億円
グラス2019年約23億円約240億円

この復活劇、「大きく転んでも低予算で再起する」という映画監督のサバイバル術として業界でも注目されました。

シャラマンが映画史に刻まれた理由

結局のところ、なぜシャラマンは映画史に残る存在なのか。

一番大きいのは「どんでん返し」を一つのジャンルとして確立したことだと思います。「シックス・センス」以降、映画業界全体で「ラストに意外な真実が明かされる」構造が一般化しました。シャラマン以前にも存在した手法ですが、「どんでん返し映画といえばシャラマン」という認識を作ったのは間違いなく彼です。

それから、低予算での復活劇も評価されています。ハリウッドの大きな予算に頼らず自分でリスクを取る「独立心」みたいなものが、後のインディー系監督にも影響を与えています。

転落してもまた戻ってくる。その粘り強さが、映画ファンに「次はどうなるんだ」という期待を持ち続けさせているんだと思います。

シャラマン入門としては、まず「シックス・センス」か「スプリット」がおすすめです。前者でどんでん返しの原点を、後者で復活後の完成度を体感できます。ハプニングは……上級者向けということにしておきます。

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