本サイトの一部にはプロモーションを含みます。
「なんかトラウマに残る映画が見たい」「どうせなら胸糞悪い映画で感情をぐちゃぐちゃにされたい」そんな気分のときってありませんか?

どうも!無趣味社会人ことたっつーです!!
今回は観た後にしばらく引きずる、後味が悪くてゾワゾワする洋画ホラー10本をご紹介します。グロ系・心理系・社会派系とタイプはさまざまですが、共通しているのは「見てよかったような、見なければよかったような…」という複雑な読後感です。ホラー耐性がある方はぜひ最後まで読んでみてください。
ミッドサマー

公開年:2019年
監督:アリ・アスター
主演:フローレンス・ピュー
製作国:アメリカ・スウェーデン
家族を突然の悲劇で失った大学生のダニーは、傷心を抱えながらも恋人や友人たちとスウェーデンの小さな村へ夏の旅行に出かけます。そこでは90年に一度しか開催されない夏至祭が行われており、白夜の光の中で歌い踊る村人たちはひどく穏やかで歓迎的に見えました。しかし祝祭が進むにつれ、村の「掟」が次第に恐ろしい形で姿を現し始めます。
このホラーの最大の特徴は、「白昼の恐怖」にあります。通常のホラー映画が暗闇や夜を舞台にするのに対し、本作は眩しいほどの白い太陽の下でじわじわと狂気が迫ってきます。美しい北欧の花畑と衝撃的な儀式の対比が強烈で、見ているうちに自分もおかしくなってくるような感覚に陥ります。破局寸前のカップルの関係性がホラーとリンクして胸に刺さるのも、本作が多くの人の心に残る理由のひとつです。
ファニーゲーム

公開年:1997年
監督:ミヒャエル・ハネケ
主演:スザンヌ・ロタール、ウルリッヒ・ミューエ
製作国:オーストリア
夏の別荘でバカンスを楽しもうとした一家のもとに、白い手袋をはめた礼儀正しそうな2人の若者が訪ねてきます。最初は無害に見えた彼らは、やがて一家を人質に取り、残酷な「ゲーム」を始めます。逃げ場のない別荘で、家族はただただ恐怖に追い詰められていきます。
ハネケ監督が「暴力を娯楽として消費する映画・観客」そのものを批判するために作った問題作です。犯人が突然カメラ目線で観客に語りかけるメタ演出が独特の不快感を生み出し、助けを求めても誰も来ない徹底した絶望感が胸糞度を極限まで高めます。カンヌ映画祭で多くの観客が席を立ったという伝説を持つ、ホラー史に残る禁断の一本です。
ホステル

公開年:2005年
監督:イーライ・ロス
主演:ジェイ・ヘルナンデス、デレク・リチャードソン
製作国:アメリカ
ヨーロッパをバックパックで旅するアメリカ人大学生のジョシュとパクストン。道中で出会った友人とともに「何でも手に入る」と噂の東欧の安宿へ向かいます。期待に胸を膨らませながら到着したホステルで、彼らは人としての尊厳を根底から踏みにじる想像を絶する現実に直面することになります。
“トーチャー・ポルノ”ジャンルを確立したと言われる問題作で、クエンティン・タランティーノが製作総指揮を務めています。最初の能天気な旅行気分が、中盤以降の地獄絵図と鮮烈なコントラストを描き、観客の胃をひっくり返すような胸糞感が最大の特徴です。「旅行先でこんなことが起きたら」というリアルな恐怖が後を引きます。
ウィッチ

公開年:2015年
監督:ロバート・エガース
主演:アニヤ・テイラー=ジョイ、ラルフ・アイネソン
製作国:アメリカ・カナダ
17世紀のニューイングランド。清教徒の一家が村から追放され、深い森のほとりに移り住みます。まもなく末の赤ちゃんが忽然と消え、畑は枯れ、羊は血を流し始めます。家族の中で猜疑心が芽生え、「魔女」の噂が一家を内側から壊していきます。
ロバート・エガースの長編デビュー作で、サンダンス映画祭監督賞を受賞しています。ジャンプスケアに一切頼らず、宗教的な恐怖と家族の崩壊を静かに積み上げる演出が独特です。古英語のセリフと暗く美しい映像が生み出す空気感が独特で、ラストの展開が後味悪く、観た後に何とも言えない感情が残ります。
アス

公開年:2019年
監督:ジョーダン・ピール
主演:ルピタ・ニョンゴ
製作国:アメリカ
幼少期に不思議な体験をしたアデレードは、夫と子どもたちとともに海辺のリゾート地を訪れます。しかしその夜、車道に佇む「4人家族」が家の前に現れます。真っ暗な中で近づいてきたのは、自分たちと瓜二つの「影」でした。
「自分自身の影」が襲ってくるというコンセプトが秀逸な社会派ホラーです。ルピタ・ニョンゴが1人2役を演じきった演技は圧巻で、特に「影」側の動きや声は鑑賞後もずっと頭に残ります。アメリカの格差社会を寓話的に描きながら、ラストで明かされる真相が後味悪く、「あのシーンはどういう意味だったんだろう」と考え続けてしまいます。
サスペリア(2018年)

公開年:2018年
監督:ルカ・グァダニーノ
主演:ダコタ・ジョンソン
製作国:アメリカ・イタリア
冷戦下の1977年ベルリン。アメリカからやってきた少女スージーは、世界的に名高い舞踊団のオーディションに挑み、才能を見出されて入団を許されます。しかしその舞踊団の奥には、表の顔とはかけ離れた恐ろしい秘密が隠されていました。
ダリオ・アルジェントの名作ホラーのリメイクですが、内容は完全に別物と言ってよい前衛的な作品です。ダンスと呪術が交錯する映像は唯一無二で、人体が本来あるべき方向とは逆に曲がっていくような衝撃的なシーンは胸糞必至です。トム・ヨーク(レディオヘッド)が手がけた不穏な劇伴も相まって、鑑賞後に独特の後味が残ります。
ボーはおそれている

公開年:2023年
監督:アリ・アスター
主演:ホアキン・フェニックス
製作国:アメリカ
著名な母親を持ち、極度の不安障害を抱えながら治安の悪い街で一人暮らしをする中年男のボー。ある日、母の訃報が届き、久々に帰郷しようとしますが、アパートの玄関を開けた瞬間から現実と悪夢の境界が溶け始め、奇妙で不条理な旅が始まります。
3時間近い上映時間をかけて描かれる「母と息子の歪んだ関係」と「終わらない悪夢」は、ホラーというよりは「悪夢体験型映画」と呼ぶべき異色作です。ホアキン・フェニックスが見せる鬼気迫る演技と、アリ・アスターが構築する不条理な世界観が融合し、観た後の虚無感と後味の悪さは本作ならではです。「これは一体なんだったんだ…」と呆然としながらエンドロールを眺めることになるでしょう。
ノクターナル・アニマルズ

公開年:2016年
監督:トム・フォード
主演:エイミー・アダムス、ジェイク・ギレンホール、アーロン・テイラー=ジョンソン
製作国:アメリカ
豊かだが空虚な生活を送るギャラリーオーナーのスーザンのもとに、20年以上音信不通だった元夫エドワードから、彼が書いた小説の校正刷りが届きます。「夜の獣たち」と題されたその小説は、高速道路で理不尽な暴力に巻き込まれた家族の悲劇を描いたものでした。
現在・過去・小説内の世界が三層構造で交互に描かれるスリラーです。特に小説パートで描かれる暴力の理不尽さと胸糞感が強烈で、アーロン・テイラー=ジョンソン演じる悪役のキャラクターはゴールデングローブ賞助演男優賞を受賞しています。ラストに待ち受ける余韻はシンプルなのに強烈で、後からじわじわとダメージがきます。
ブラック・スワン

公開年:2010年
監督:ダーレン・アロノフスキー
主演:ナタリー・ポートマン
製作国:アメリカ
ニューヨークのバレエ団に所属するニナは、念願の「白鳥の湖」プリマに抜擢されます。しかし芸術監督から「純粋な白鳥も、官能的な黒鳥も、どちらも演じきれ」と求められ、完璧主義なニナは自分の内側の「黒」を引き出そうとする中で、次第に現実と幻覚の境界を失っていきます。
完璧を求めるがゆえに自らを追い込む女性の心理崩壊を描いたサイコ・スリラーです。ナタリー・ポートマンはこの作品でアカデミー賞主演女優賞を受賞しており、その演技は圧倒的です。バレエの美しさと狂気が同居する映像が独特で、後半に差し掛かるにつれて現実と幻覚の区別がつかなくなる恐怖感が胸糞レベルで高まります。
マンディ 地獄のロード・ウォリアー

公開年:2018年
監督:パノス・コスマトス
主演:ニコラス・ケイジ、アンドレア・ライズボロー
製作国:ベルギー・アメリカ
1983年、山奥で愛する女性マンディと静かに暮らすレッド。ある日、カルト教団の狂信的なリーダーがマンディに執着し始め、手下たちを使って彼女を拉致します。目の前で最愛の人を失ったレッドは、復讐を胸に血塗られた戦いへと向かいます。
70〜80年代プログレロックのアルバムジャケットのような鮮烈なビジュアルと、ニコラス・ケイジの狂気全開の演技が融合したカルト的人気作です。序盤のカルト集団による残酷な行為が胸糞の極みですが、後半のド派手な復讐劇でカタルシスを得られる構成になっています。唯一無二の世界観で、「こんな映画見たことない」という体験を保証します。
まとめ
胸糞ホラー洋画の魅力は、「見なければよかった」という後悔と「見てよかった」という満足感が同居するところにあります。単純に怖いだけでなく、観た後に現実や社会、人間の本質について考えさせられる作品が多いのもこのジャンルの特徴です。
今回ご紹介した作品は、グロ系・心理系・社会派系とタイプはさまざまですが、どれも「後味が悪い」「ずっと頭に残る」という共通点を持っています。アリ・アスターやハネケなど個性的な監督の作品から、フレンチ・エクストリームの問題作まで幅広く揃えました。
気になる作品がありましたら、ぜひチェックしてみてください。
にほんブログ村


コメント