「エディントンへようこそ」鑑賞日記!酒を飲んでぼんやり観てるとよくわからなくなるカオス作!

映画・ドラマ

どうも!無趣味社会人ことたっつーです!!

2025年12月12日に日本公開となった「エディントンへようこそ」。

コロナ禍のアメリカのとある小さな地方町を舞台に巻き起こる政治的対立と、ホアキンフェニックス演じる主人公が辿る予測不能な運命を描いた作品です。

監督は「ミッドサマー」「ヘレディタリー 継承」「ボーはおそれている」の鬼才アリアスターです。製作はいま最も勢いのあるA24ということで、一般に広く知られてはいないものの、映画ファンの間では注目作品ではないでしょうか。認知度のわりに上映劇場も多いなという印象です。

私は主演のホアキンフェニックスと、主人公と対峙する市長を演じるペドロパスカルの2大俳優が好きという理由だけで公開日に映画館へ足を運んできました!特にストーリーの前情報入れずに観た感想を綴ります!

※当記事にネタバレはありません。

※途中までエディントンへようこそとはまったく関係のない私の推し俳優の話と餃子の王将の話が長くなってしまったので、とっとと感想を読みたい方はこちらからどうぞ!

面接終わりに映画館へ

現在絶賛無職中の私は、本日も2社の面接をこなし映画館へやってきました。

こち亀の街「亀有」にあるArioに入ってるMOVIX亀有です。久しぶりに来ましたが、平日夕方なのになかなかの人で賑わってました。

16:05の回を観るつもりで、15:30にアリオ到着。まずは劇場ロビーに向かい、フライヤー(チラシ)置き場をチェックです。

お目当てのフライヤーを手に入れて感動

というのも、来月には個人的に絶対公開日に観ようと楽しみにしている映画が3本あるので、そのフライヤーを手に入れたかったんです。特に私の最押し俳優であるキットコナーが出演する「WARFARE」のフライヤーは絶対に欲しい。

私、実は以前とあるシネコンで働いていたことがあるんですが、映画作品のフライヤーって「1人何枚まで」という制限を設けても割とすぐに在庫切れになってしまうこともあるほど、作品や出演者のファンにとっては価値のあるものなんですね。それまではそんなに映画好きでもなかったのでその心情がいまいちわからなかったんですが、今ならよくわかる。絶対手元に置いておきたい。

ちなみに、フライヤーって、公開前日に置き場から撤去されるんです。なので、公開されてから欲しいと思っても時すでに遅しなんですよ。あとその劇場で公開予定の作品しか置いてないので、フライヤー目当てで劇場に向かう際には上映館を調べてから行くのがおすすめです。

そして欲しいと思っていた「WARFARE」「ファイブナイツアットフレディーズ2」「ランニングマン」のフライヤーを無事にGET!WARFAREのフライヤー、なんと見開きB4サイズで(普通はB5)、しかもキットコナーの顔写真が載っててこれ見ただけでうるっと来ました。生きててよかった…

フライヤーを手に入れて満足して時計を見ると、上映時刻まで20分ほどありました。お昼はおにぎり1個だったのでおなかが空いていたんですが、エディントンへようこそは上映時間約2時間半と長めなので、映画前にビールと何か軽くつまめるものをとフードコートに向かいます。

餃子の焼き上がり待ってたら危うく上映開始時刻

フードコートで最初に目に飛び込んだのは餃子の王将。あんまり悩んでいる時間もないので餃子とビールに即決し注文しました。

すると支払いの直前に「餃子は今から焼くので12分ほどお時間をいただきますがよろしいですか?」。えっ、餃子って焼くのそんなにかかるの?なんならレンチンとかでいいんですけど…。現在の時刻は15:46。12分後は15:58。そこから急いで餃子を食べビールを飲み干し、劇場に向かってチケットを発券し飲食売店でビールとポップコーンを注文、商品を受け取って16:05の上映開始時刻に間に合うかを数秒の間に頭でシミュレーションします。いや、できるかできないかじゃない、やるんだ!「大丈夫です」と答えて支払いを済まし席に着きました。

しかし、席についてから、冷静に考えると無理じゃね…?と早速後悔。16:05の上映時刻から少なくとも10分は予告編が入るので大丈夫だろうと踏んだのですが、できればWARFAREの予告観たかったな。せめてさっき一度劇場ロビーに行ったときにチケット発券しておくんだったな。できるだけ時間短縮するために、その場でインターネットでチケット購入を済ませました。

そして餃子焼き上がり予定時刻の3分前から餃子の王将前でスタンバイ。餃子単品だから焼くのに時間がかかってるのか、私より後に注文されたであろうセット商品が続々と提供されていきます。そして予定時刻を1分過ぎた15:59にようやく餃子とビールが提供されました。

急いでたれを準備し席につきアツアツの餃子をビールで流し込みます。美味しいからもっとのんびり食べたかったなんて贅沢を言ってる暇はありません。わずか2分で完食し、急いで1階のフードコートから3階のMOVIXへ向かいます。

WARFAREの予告編観て感涙

劇場についたのは上映開始時刻ぴったりの16:05、まずはビールとポップコーンの注文です。飲食売店の注文はタッチパネル端末で注文する今時タイプでした。映画館でこのシステムの注文はじめてだったんですが、火事場の馬鹿力よろしく1分ほどで注文と支払いを完了し、流れるようにネット購入したチケット発券へ。そして5分ほどでビールとポップコーンを受け取ることができました。スタッフさんの手際がよくて助かりました。

上映時刻から10分ほど遅れてスクリーンへ、まだ予告編の最中でした。ふぅ~、よかったよかった。安心して勝利のビールを口にしようとすると、予告編の最後に流れたのが運よくWARFAREだったのです。

WARFAREは戦争の映画なので、予告編中キャストはほぼ武装しており誰が誰かわかりません。でもこのどれかがキットコナーなんだと思うと、感極まって涙しました。生きる喜びをくれてありがとう…

参考:キットコナーが声優出演しているアニメーション映画を号泣しながら観た話

エディントンへようこそは頭の冴えている時に観るべし

なんだか関係のない話が長くなってすいません。

肝心のエディントンへようこそですが、原題はただの「Eddington」。「ようこそ」は邦題特有なわけですが、カオスな世界へようこそ的な意味なんですかね。不穏な冒頭シーンから「どんな地獄が待ち受けているんだ…!?」とゾクゾクとワクワクが止まらず、ビールが進みました。

コロナ禍の話ですが、コロナに関する話とかではなく、あくまでコロナをきっかけに発展した政治的対立や社会問題とその当事者となった主人公の辿る運命を描いた作品です。ただ、結構色んな社会問題がフォーカスされており、前提知識がないと意味がわからない部分も多いんじゃないかと思いました。

メインテーマはSNSの影響力みたいなところだと思うんですが、そこから波及するのは陰謀論とか承認欲求とか炎上みたいなシンプルで分かりやすい問題だけではありません。主人公含めた各登場人物の言動の動機や背景には、日本で生活しているとイメージのつきづらいアメリカの連邦制や、人種や宗教・政治的立場といった複雑な事情があるわけですが、その辺の色んな問題がSNSの影響もあったりなかったりしながらまとまりなく顕在化していくので、わかるようなわからないような、中盤まではそんな感じで話が進んでいきます。

後半から終盤にかけては現実とかけ離れた斜め上もしくは斜め下の展開を見せてくれるので、その意味ではバランスが取れているかもしれませんね。

私はというと、ビールとレモンサワーを飲んでいい感じに酔っぱらった結果、終盤は誰が誰なのかよくわからなくなり、結末はまじで理解できませんでした。あとこんなこと言ったら元も子もないけど、私は政治問題とか世界情勢に疎いので終始「???」なところがあり観終わった第一印象は雰囲気映画でした。でも全体的に映像が海外感あって綺麗だったし、今度は酒なしで見返したいと思いました。

ミッドサマーやヘレディタリーのようにわかりやすい悪夢や、ボーはおそれているのようないっそ諦めのつく支離滅裂さとはまた方向性が全く異なっており、エディントンへようこそでは多重の社会問題が取り留めなく映し出されています。でもじゃあそこに真剣に切り込んだ社会派の作品かと言ったらそうではなく、あくまで映画としてのエンタメ性が土台にあるので、個人的には好きな作品です。

テーマが複数に渡るので、人によって色々な感想が生まれるんじゃないかと。そういう意味でもカオスな作品なのだと思いますし、ある意味現代社会の縮図なのかもしれません。

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