宅建士の登録申請の書類準備が思いの外めんどうくさかった話【愛知県で登録してみた】

宅地建物取引士

宅地建物取引士試験に晴れて合格!したはいいものの、実際に宅建士を名乗って従事するまでにはまだいくつかの手続きを踏まなければなりません。

どうも!無趣味社会人ことたっつーです!

中でも登録手続きは登録手数料がやたら高いですし、用意する書類が多いので面倒くさいです。
合格自体は一生有効なので、特に登録しなくても問題はありません。

しかし登録にはそれなりの日数がかかります。実はそろそろクビになりそうな気配がしている私は、転職活動がスムーズに進むように登録だけでもしておくことにしました。

実務講習を受けた際の記録はこちら

登録手続きに必要な書類準備

宅建の登録申請は、合格した受験地の都道府県へ行わなければなりません。

都道府県によって窓口受付しか行っていない場合、郵送でも申請できる場合があります。参考に登録申請に関するページを貼っておきます。

私は実務経験なしで申請を行いました。実務経験なし・登録実務講習の修了によって登録申請を行う場合、必要書類は以下の通りでした。

・登録申請書(HPよりダウンロードして記入)
・顔写真3cm×2.4cm(申請書へ貼付)
・手数料37,000円
・誓約書(HPよりダウンロードして記入)
・身分証明書(本籍地の市町村で発行)
・登記されていないことの証明書(法務局で発行)
・住民票
・合格証書
・実務講習修了証

都道府県によって若干の違いはあるようなので(例えば合格証書の写しの提出が必要とか)、各都道府県サイトで確認することが大事です。

なんか初めて見る書類もあったので備忘録的にまとめておきます。

1.登録申請書

各都道府県のページよりダウンロードし、記入します。

どの都道府県でも申請書の様式は同じで、以下のようなA4に必要事項を記入する形です。

愛知県「宅地建物取引士資格登録の申請について」より

私のように実務経験なしで登録する場合は、上部の申請者欄と11、13、14の項番へ記入をしていきます。

11の記入で必要となる市町村コードはこちらより調べることができます。

2.顔写真(3cm×2.4cm)

免許証サイズとして一般的な証明写真機で出力できるサイズです。

証明写真データがスマートフォンに保存してある場合、コンビニ証明写真というアプリでコンビニでプリントすることも可能です。便利ですね。

3.手数料

37,000円です。高っ。

都道府県によって現金を直接持参する形式、納付専用窓口にて納付する形式、収入証紙を購入して貼付する形式など異なります。必ず都道府県のページで確認しましょう。

4.誓約書

HPからダウンロードし、記入します。内容としては宅建業法第18条に定められる宅建士の欠格事由に該当しないことを誓う書面です。

条文を読むと第何条だとか第何項だとか、まるで頭に入ってきませんが、宅建試験に合格していれば学習している内容のため、わかる内容なのだと思います。念のため目を通しましょう。

5.身分証明書

身分証明書とは運転免許証とかパスポートなどの本人確認書類のことではなく、本籍地の市区町村で発行される証明書のことで、自治体によって多少名称は異なるようです。

・成年被後見人及び被保佐人とみなされる者ではない
・破産者で復権と得ない者に該当しない

旨が記載されるそう。上記に該当すると、従事できない業務があるそうで、その一つに宅建業が入っているのだとか。

何を言ってるんだかさっぱりわかりませんが、重要なのは本籍地の市区町村でなければ取得できないということです。

めんどうくさいですね。マイナンバーカード作ってるんだからコンビニで取れるようにしてくれよ。

また、発行から3ヵ月以内の必要があるので、申請に先立ってあまり早くに取得しても無意味になってしまいます。

市区町村によりますが、私の市区町村の場合、出張所等では取得できないため本庁舎に来庁する、もしくは郵送での請求が可能だったため、郵送請求にて取得しました。請求書を投函してから約9日ほどで手元に届きました。

市区町村によっては郵送で取得できない場合もあるようです。

なお、私の市区町村の場合、郵送請求は請求書類のほかに返信用封筒+切手、手数料(定額小為替:郵便局で購入可能)、本人確認書類の写し(これは運転免許証のこと)が必要でした。必要書類を準備するためにさらに準備するものがあるわけですね。

6.登記されていないことの証明書

全国の法務局(本局)で取得できる証明書で、成年被後見人及び被保佐人に該当しない旨を証する書面です。通称「ないこと証明」と呼ばれるそうです。ないこと証明が取得できる法務局は各都道府県に1ヵ所ずつ(北海道は4ヵ所)です。

最寄りの法務局本局が遠かったり、平日に取得に行くことが難しい場合は東京法務局に郵送でも請求できるそうです。

私は東京法務局(九段下)で取得しました。10分くらいで取得できました。

7.住民票

こちらは現住所の役所で取得することができます。郵送でも取得可能ですし、マイナンバーカードを発行していれば自治体によりコンビニでも請求できるようになりましたね。

8.合格証書

私の場合、合格証書の提示または写しの提出となっていたので、念のためどちらも用意して窓口へ出向きました。結果的に写しの提出のみで合格証書の提示は必要ありませんでしたが、かさばるものでもないのでどちらも持って行ったほうが安心でしょう。

9.実務講習修了証

実務講習の修了試験に合格すると、後日郵送で送られてくるものです。

都道府県によりけりですが大概は修了証の有効期限は10年間のようです。うっかり10年の時を過ごしてしまわないよう気を付けたいところです。

書類の請求を郵送で行う場合、請求から手元に届くまで1~2週間かかったりします。

書類が揃った!いざ窓口へ!

無事に書類が揃ったということで、東京から新幹線で1時間40分、愛知県都市・交通局都市基盤部都市総務課窓口(自治センター)へ出向きました。

自治センターは県庁の隣の建物でした。

最初に入る入り口を間違えてしまったようで、なんだかやたら長い地下通路をさまよう羽目になりました。

愛知県の場合、収入証紙(自治センターの同じフロアで購入できる)を購入して貼り付ける形で登録手数料37,000円を納付する形式でしたので、まずは証紙売り場へ向かいます。

売り場で「収入印紙37,000円分ください」と伝えると、怪訝そうな顔で「収入証紙ではなくてですか」と返されました。違いを認識していなかったのですが印紙は国への税金証紙は都道府県への税金ということで納付先の異なる別物ということが判明しました。一つ勉強になりましたね。

そして収入証紙が無事手に入ったら、宅建申請窓口へ向かいます。地方の役所の小部屋という感じで、宅建申請の方はここでお待ちくださいという椅子が用意されていました。私のほかに待っている人はいなく、窓口では1組が対応中でした。その方は宅建申請ではなく、すでに宅建業を行っている方で何か相談している感じでした。

ほどなくして奥からお姉さんが出てきて窓口へ案内されました。

書類を一通り確認し、合格証書の写しをもってパソコンで何やら調べてました。きっと合格番号の照会などしているのでしょうね。

そして5分ほどで書類のチェックが終わり、受付完了の旨と、3~40日で登録が完了し、登録通知書が届く旨を伝えられました。また、法定講習はここで受けてくださいという案内の紙もいただき、本日はこれで終了ですと告げられ無事に完了できました。

収入証紙の購入も含めてかかった時間はトータルで20分ほどでした。ちなみに月曜日の午前10時過ぎでした。

資格登録完了通知の受領

そして申請日から起算して約38日後、登録が完了された旨が記載された郵便はがきが届きました。

書類準備を始めてからこのはがきが手元に届くまで、約50日ほどでしたよ。

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