今年もベランダに出るのも嫌になるほどの猛暑がやってきました。

どうも!虫嫌いガーデナーことたっつーです!!
私、夏になるとベランダに出る頻度がびっくりするくらい減ります。春先には意味もなく窓を開けてはその様子を写真に写していたベランダの植物たちも、最近は朝適当に水やりをする以外に気に掛けることがなくなってしまいました。
しかし、水やりとて毎日その姿を見ているため、明らかな異常が発生したらさすがにわかるんですね。だけど臭いものには蓋をし続けて30年、そのスルースキルは伊達ではありません。見て見ぬふりをし続けた結果…?
ベランダに青虫が湧いた
はい、ベランダに虫、それも私がこの世で最も嫌いな虫こと青虫が湧きました。まじでキモイ。なんなの?去年もこの季節にミントのプランターに湧いたんですよね…
去年はミントたちを全部剪定するという、ミントの生命力に頼った荒療治で乗り越えてきたのです。
しかし、今年は去年と違って何が厄介かというと、ベランダに複数種類の植物を植えておりその発生源がわからないということ。いやぁ、困った困った…
ことの発端は6月中旬、セージの様子がおかしい
ことの発端は約1か月前の6月中旬に遡ります。今年は梅雨らしさがなくあまり雨の降らなかった6月、いつも通りベランダのプランターに水やりしていると、セージの葉っぱの様子がおかしいことに気づきました。

なんか怪しいですよね。葉っぱ、スカスカになってない…?
骨密度で言ったら80%ってところでしょうか。カルシウム不足?牛乳あげればいいの?いや、これは完全に虫食いです。
おそらくご近所のイングリッシュミントのプランターから流れてきている模様でした。こうなったら仕方ない。去年のミントの荒療治よろしく全部刈り取って、そこからの成長にかけてみることにします。

ということで私の心友こと本絞りレモンを片手に、どんどん葉っぱを刈り取っていきました。刈り取った葉っぱをゴミ袋に突っ込んでいる最中、手から緑色の物体が零れ落ちたんですね。茎かと思って手を伸ばすと、なんだかうごめいている…はい、青虫でした。
まじで最悪です。本当に気持ち悪い。私、青虫とか芋虫とか本当に苦手なんです。その姿が視界に入るだけで気分を害し、腹わたが煮えくり返って過呼吸になっちゃいそうです。あれ、それって、なんか、上司を見たときに似ているかも…似ている、てか、上司を見たときの感情と全く同じカモ…え?上司=青虫だったってコト…??
とかなんとかどうでもいいことを考えて気を紛らわしながら、ミッションコンプリートです。

まるで最初からそこには何もなかったような状態になりました。そもそもセージにミントほどの生命力があるのか知りませんが、ここから復活してくれることを願うしかありません。

そして私のガーデニングに欠かせないロハピを蒔いて手入れは終了。しかしこの時の私はまだ知る由もありませんでした。ここから坂道を転がるように私のベランダガーデニングは破綻していくことを…
1週間後、今度はオレガノが…
そしてそれから1週間、セージからは新芽のようなものが出てきて一安心してました。やっぱり私の選択は間違ってなかったんだ。

しかし、プランターをくるっと回してみると、オレガノの顔色が明らかに悪いのです。そう、今度はオレガノが被害にあってしまいました…
そして無言でオレガノを根元から刈り取ります。あーあ。てかハーブって虫に強いって聞いてたけど、こんなに虫が湧くってなんなの?まじでむかつく。幸いこの日はその姿を見かけることはありませんでしたが、今もこの狭いベランダのどこかに身を潜めていると思うと文字通り虫唾が走りました。
更に1週間後、今度はタイムが…
そしてそれから1週間たった6月末。セージの葉っぱが順調に大きくなって、オレガノも少し目を出してきたことに家庭菜園の喜びを改めて見出していたところ、プランターをくるっと1週させると今度はタイムの様子がおかしい…

全体的に枯草ぽくなっているし、くもの巣みたいのがはってる。これさ、完全にいるよね。青虫。もうほんと最悪すぎるんですけど。順番に感染していってさ、まるでゾンビみたいじゃん。なんなの?どうせならいっぺんに調子悪くなれや!!なんで毎週青虫におびえながら草を刈り取らなきゃいけないんだよ!!!

怒りに身を任せ、例によって根元から刈り取り、これで一安心、と思っていたのですが…
そしてセージとタイムが枯れた
毎朝水やりしてロハピを蒔いていました。私は自分の朝ごはんを用意する間も惜しんで、ベランダのハーブに虫よけ材を蒔いていたのです。
しかし、そんな風に手をかけている私の労力なんて知ったことかと言わんばかりに、セージの葉っぱが日に日に弱っていきました。具体的には虫の糸みたいのがはっていたので、まぁどうせ青虫がまとわりついていたのでしょうね。ほんと粘着質な奴。あまりのしつこさに、私はある日からロハピを蒔くのをやめました。これだけ手間暇かけて育てたって、私の気持ちとは裏腹にどんどんぐれていく。思春期の子供の親の気持ちってこんな感じなんでしょうか。そしていつの日か朝ベランダを覗くことすらせず、雨が降っていれば今日は水やりしなくていいやラッキーとか思ってました。あとなんせ今年の7月は仕事が本当にストレスフルで、上司に何度青虫と同じ気持ちを抱いたことわかりません。そして暑さは本格化。備蓄米は放出されても米価は一向に下がらず、人口は減り続けているのに税収は過去最高の見通しだそうです。私が嫌いなもの、青虫と上司と夏と物価高騰と税金。
そんな5拍子が揃った2025年参議院選挙当日。私は虚しささえ覚えるほどの暑さの中、指定された小学校の体育館で投票用紙に筆を走らせていました。この清き1票が、世の中を少しでも変えてくれますように。私のベランダから青虫を、会社からは上司を、日本からは無駄な税金を。そしてそそくさと投票用紙を投票BOXに突っ込んだ私は急ぎ足で家に帰りました。いつだって現実を変えるのは自分の行動だけなんだ。そして意を決してベランダへ飛び出し、ここ1~2週間放置していたプランターと向き合ったのです。


…うん、枯れていました。間違いなく、セージも、タイムも。中央のドワーフマートルだけはなぜか旺盛に育っていますが、脇のオレガノとローズマリーも時間の問題でしょう。
それでも私の心は少しだけ晴れやかだったのです。何事も、もうだめかもしれない、でももしかしたら一筋の希望はあるかもしれない、とあがいているときが一番苦しいのかもしれません。思い切って諦めて、手を離しさえすれば、その手には新たな何かを持てるようになる。それは、仕事も、人間関係も、政治も。そしてベランダの家庭菜園も、同じなのかもしれませんネ…☆彡

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